特徴
- 症状は息切れ、咳、痰です。
- 肺気腫、慢性気管支炎がCOPDと呼ばれるようになりました。
- 全国に530万人以上の患者さまがいると推定されていますが、実際に治療をしているのは20数万人で、診断率が低い病気です。
- 気管支喘息とは別の病気です。
- 早期治療により増悪を予防できます。
検査・診断
- 問診:喫煙歴、息切れや咳、痰症状が特徴です。
- 身体所見:息を吐くときにきに口をすぼめて呼吸したり、胸郭が膨らむことにより肋骨が浮きでて、ビヤ樽状に見える特徴があります。
- 検査:胸部X線、CT検査にて肺の構造変化を評価し、呼吸機能検査(スパイロメトリ)によって、気道の状態を評価します。
治療
- 基本は、禁煙と薬物療法、運動療法です。
- 喫煙は呼吸機能を低下させます。早期に禁煙できるように適切な指導を行います。
- 気管支拡張薬・ステロイド薬などで症状を和らげます。
- 理学療法士による専門的な呼吸リハビリテーション(運動療法・理学療法)の指導を行います。
- かかりつけ医と連携し、在宅酸素療法、在宅人工呼吸療法の管理・指導を行います。
- 日本医科大付属病院呼吸器内科と連携をとり診療を行っています。
セルフチェック
喫煙歴があり、以下の1つがあればCOPDの疑いがあります。

階段や坂道で息切れする

友人といっしょに歩くと遅れる

咳が続いている

痰が続いている

風邪をひくと長引く