テーマは「長引く咳」です。近年、空咳が続く患者様がふえております。当クリニックにも、最長で40年が1名、20年が2名、10年が1名のベスト4がこられております。風邪をひいた後、季節の変わり目、温度の変化、煙や香りなどが誘因となって8週間以上つづくということで、いくつかのクリニックを転院して最後にたどりついた方々です。最近、急増しているのが「咳喘息」咳は就寝時や睡眠中、起床時に強くでて、さらに喉のイガイガ感から昼間も空咳が続いて生活に支障がでてしまう状態がつづく方がほとんどです。そして風邪薬、咳止めもほとんど効果なかったと言って受診されます。当然、当院にこられる前に、いくつかのクリニックの受診されている方ばかりです。この咳喘息の30%は、気管支喘息に移行するといわれておりますが、きちんと治療することにより、症状はすぐに改善します。咳は、疲れるし、胸の筋肉痛を起こしたり、肋骨骨折を起こす方もいます。咳が長く続く方は、呼吸器専門クリニックに早めに受診されることをお勧めします。
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院長からのコメント
当日は、喘息・アレルギーで有名な佐野虎ノ門クリニックの佐野靖之先生の特別講義が行われ、呼吸器内科、内科、耳鼻科、小児科の先生方が診療科を横断して80名くらい、お集まりになられました。御茶ノ水呼吸ケアクリニックに日頃から、睡眠時無呼吸症候群の患者様をご紹介いただいている、足立区の耳鼻科の岡○先生もお出でになられていましたので、ご挨拶させていただきました。いつもご紹介ありがとうございます。